白木松敏・ビジュアルコーポレーション社長
飲食店ビル経営、カラオケ機器販売・リースを手掛ける千歳のビジュアルコーポレーションが
創業30週年を迎えた。創業者の白木松敏社長(61歳)は社業の傍ら、精力的に社会貢献を続けてきた。
「ボランティア活動をすると、こちらが勉強させられることが多い。今後も続けていきたい」と語る。
3つの事業を展開しているビジュアルコーポレーションは、「映像・音響事業(カラオケ機器と防犯システムの販売・リース)、不動産事業(自社の飲食店ビル・アパートの経営、他社ビルの受注管理)
省エネ事業(LED=発行ダイオード=照明と太陽光発電の販売・リース)の3本柱だ。飲食店ビルとアパートは5棟ずつ計10棟を経営している」
飲食店経営会社で支店長を経験した後、29歳で独立した白木社長は「苦労してきた母に、精神的にも金銭的にも安心してもらいたいと思い、人生を懸けて一念発起した。母はリヤカーを引いて行商を
しながら、家族を養ってくれた。絶対に成功したい、そういう気持ちだった」
ボランティアで社会に貢献
「当社の主催で、2日に千歳市内でミニバレー大会を初開催した。『皆さんに健康で、にこやかに過ごしてほしい』という気持ちがあった。当社は『1年に1回、ボランティア活動をする』ことを入社の条件として
いるが、私も楽しみながらボランティア活動を続けている。会社に余裕があれば、可能な限り社会に還元するというのが私の考え方だ」
時間かけて人材育成
「入社から3年間、教育読本を活用し、電話応対やビジネスマナーなどを学ばせている。勤務時間外にやってもらうので、期間中は社員に月1万5千円の『学習手当』を支給している。単発の講習だけでは学んだことを忘れてしまう。時間をかけて、覚えてもらうことが大事だ」
出典元※「千歳民報」2014年11月7日(金)